【つくば未来館】
曲面状の住宅が外界の喧騒を遮る形で中庭を囲む。住宅は太陽の運行に合わせて高さを変え、夏季の西日が強い部分を2層にして中庭への直接光を遮っている。中庭には水回りや趣味室を収めた小空間が点在する。写真左手前の土壁が「版築の部屋」で、右が「はなれ(ホームシアター+茶室)」
つくばエクスプレスの開通に合わせて建設された展示用のスマートハウスです。
沿線地域で建設される街と住宅に新しい生活スタイルを提案することを目的とし、オール電化、スマート化された当時の先端的な住設を組み込むのと同時に、土や木など、自然素材を用いた様々な仕上げの技法も実践しました。
展示用の住宅で、スマートハウスの生活を実際に体験することもできました。
(モデルハウスとしての用を終え、現在は取り壊されています)
東外観−1。外壁の黒い部分が焼杉、グレー部分がガルバリウム鋼板
東外観−2。夜景、右の壁際に階段
住宅地側の南外観。母屋と写真中央の「はなれ」が中庭を取り囲む配置
東外観−3。外壁のシルバー部分がガルバリウム鋼板、赤味の部分が漆喰仕上げ
ホール入り口。木造トラスが微妙に寸法を変えながら連続して、ねじれた壁の傾きと徐々に天井が低くなる形態を造り出す。受付カウンターは、オリジナルの造作家具。カウンタートップは漆喰磨き仕上げ
木造トラスの連なり。木造トラスが微妙に寸法を変えながら連続して、ねじれた壁の傾きと徐々に天井が低くなる形態を造り出す。
リビングをイメージした住設展示−1。写真右側の天井にはトップライト。壁・天井とも生石灰クリームを塗装。2階は、個室で、ベランダに繋がる。
リビングをイメージした住設展示−3。南面夜景。キッチンカウンターの先は1段上がって屋外デッキに繋がる
SOHOをイメージした空間からベンチを造作した応接空間に繋がる。ベンチはさらに屋外に延びて、パーゴラ屋根のテラスと繋がる
階段詳細